“幕明”の読み方と例文
読み方割合
まくあき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうの事は幕明まくあきの音楽で、せわしい調子の中へ、あらゆるモチイヴを叩き込んだものに過ぎないので、これからが本当の曲になると云いたいのですが、あなたには
小説物語には作者みずから出でて本文ほんもんと関係なき勝手の広告をなす事しばしばなり。西洋にても伊太利亜イタリヤの喜劇には幕明まくあきに作者の現れ出づるもの往々にしてこれありといふ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
楼門の幕明まくあきには、とにかくこの座だけの大薩摩あり。
両座の「山門」評 (新字旧仮名) / 三木竹二(著)