帯金おびがね)” の例文
切出きりだしの小刀とか、はがね帯金おびがねいで作ったのみ位のものであるが、生れつきり性の上に、半年の間退屈まぎれに毎日朝から晩までこつこつ刻んでいたので、一廉ひとかどの彫刻家になってしまったのである。
由布院行 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)