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帚木
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ははきぎ
ふりがな文庫
“
帚木
(
ははきぎ
)” の例文
以前の
伊予介
(
いよのすけ
)
は院がお
崩
(
かく
)
れになった翌年
常陸介
(
ひたちのすけ
)
になって任地へ下ったので、昔の
帚木
(
ははきぎ
)
もつれて行った。
源氏物語:16 関屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
帚木
(
ははきぎ
)
の巻のはじめに「光源氏、名のみこと/″\しう言ひけたれたまふ。……」と書かれているのも
反省の文学源氏物語
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
新葉を
芽
(
めぐ
)
まない雑木林は、その枝を空へ
帚木
(
ははきぎ
)
のように延ばし、それを左右に打ち振った。また
常盤木
(
ときわぎ
)
の群木立は、去年のままの暗い緑を、さも物憂そうに顫わせた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
日ごろの願いとする神の
住居
(
すまい
)
にまで
到
(
いた
)
り着いたが、あの木曾の名所図絵にもある園原の里の「
帚木
(
ははきぎ
)
」のように、彼の求めるものは追っても追っても遠くなるばかり。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかるにそれを受けた第二巻
帚木
(
ははきぎ
)
の初めはこうである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
帚木
(
ははきぎ
)
の心を知らでその原の道にあやなくまどひぬるかな
源氏物語:02 帚木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“帚木”の解説
帚木は、
ホウキギ(箒木) - アカザ科の植物。茎は干して箒にし、実はとんぶりと呼んで食用とする。別名ホウキグサ、コキア。
帚木(ははきぎ) - 長野県下伊那郡阿智村園原伏屋にあるヒノキの木。本項で記述する。
帚木 (源氏物語)(ははきぎ) - 『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第2帖。貴人たちの女性談義「雨夜の品定め」があることで知られる。
(出典:Wikipedia)
帚
漢検1級
部首:⼱
8画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“帚”で始まる語句
帚
帚目
帚草
帚星
帚葉翁
帚葉山人