帆檣はんしょう)” の例文
隅田河口は年々陸地を拡げて品川沖はほとんど埋れ尽さんとす。されど最新の式にりて第四回の改築を行ひたる東京湾は桟橋くしの歯の如く並びて、林の如き帆檣はんしょう安房上総あわかずさの山を隠したり。
四百年後の東京 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
時に帆檣はんしょうのうえを、一羽のからすが、月をかすめて飛んだ。曹操は左右に向って
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)