“巻絹”の読み方と例文
旧字:卷絹
読み方割合
まきぎぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巻絹まきぎぬ (シテ)梅津利彦 (シテツレ)梅津昌吉 (ワキ)西島一平 (大鼓)清水嘉平 (小鼓)藤田正慶 (太鼓)国吉静衛 (笛)杉野助三郎 (間)在郷三五郎
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
倒るゝ音大地を響かせり、立ち寄りてこれを見るに、果して百足のむかでなり、竜神はこれを悦びて、秀郷を様々にもてなしけるに、太刀一振ひとふり巻絹まきぎぬ一つ、鎧一領、頸うたる俵一つ
かくて愛の本能に従って、私は他を私の中に同化し、他に愛せらるることによって、私は他の中に投入し、私と他とは巻絹まきぎぬの経緯の如く、そこにおのずから美しい生活の紋様を織りなして行くのだ。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)