“巻尺”の読み方と例文
旧字:卷尺
読み方割合
まきじゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火炉かろのむしろに腰をかけて、仲よしの二人は久しぶりに向きあった。東京から買って来たお土産の分度器ぶんどき巻尺まきじゃくが五助をたいへんよろこばせた。
雪魔 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
クニ子は隣りとの境界の朝顔の垣のそばで片手に巻尺まきじゃくを持ったまま相好をくずしてこちらへ猫まねきをし
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
ぐ又紙と鉛筆と巻尺まきじゃくを持って戻って来、ママに話したら、靴を借りるよりもエツコさんの足の大きさを測って来た方がよいと云われたので、測りに来たと云い
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)