トップ
>
巴黎
>
パリ
ふりがな文庫
“
巴黎
(
パリ
)” の例文
巴黎
(
パリ
)
なる
里昂
(
リヨン
)
停車場を発したる
地中海行特急
(
ペ・エール・エーム・エクスプレッス
)
第七九五号列車は、蒼味をおびた夜空に金色の火花を吹き散らしながら、いまや
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
今でこそ
樟脳
(
しょうのう
)
臭
(
くさ
)
いお
殿様
(
とのさま
)
の
溜
(
たまり
)
の
間
(
ま
)
たる華族会館に
相応
(
ふさ
)
わしい古風な建造物であるが、当時は鹿鳴館といえば
倫敦
(
ロンドン
)
巴黎
(
パリ
)
の燦爛たる新文明の栄華を複現した玉の
台
(
うてな
)
であって
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
(
巴黎
(
パリ
)
郊外の林や丘を遊歩するに、
英弗
(
エッフェル
)
塔は天を指して旧時のように高くそびえている。自動車は風をきって走りきたり、あるいは去る。車の音はあたかも多くの松が風に鳴るのに似ているのだ。)
南半球五万哩
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
身は再び
巴黎
(
パリ
)
なる里昂停車場において発見いたしました、という目もあてられぬ惨状、日ごろ筋違いに立腹する傾向のあるタヌキ嬢は、ここにおいておおいに激昂し
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
正午になって迎えが来ても根を
生
(
は
)
やして、
有合
(
ありあい
)
の
午飯
(
ひるめし
)
を一緒に済まして三時ごろまでも話し込んだ。仏蘭西から帰りたてなので、
巴黎
(
パリ
)
で捕縛されて監獄へ
投
(
ほう
)
り込まれた
咄
(
はなし
)
をボツボツ話した。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
昨年
師走
(
しわす
)
の上旬、風光るニースに至る
一〇〇八粁
(
にひゃくごじゅうり
)
を縦走旅行するため不可思議なる自動車に乗じて
巴黎
(
パリ
)
を出発したコン吉氏ならびにタヌキ嬢は、途中予期せざる事件勃発したるにより
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
大杉の
巴黎
(
パリ
)
へ行った洋行費が問題となった。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
巴
漢検準1級
部首:⼰
4画
黎
漢検1級
部首:⿉
15画
“巴黎”で始まる語句
巴黎院