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岩牀
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いわどこ
ふりがな文庫
“
岩牀
(
いわどこ
)” の例文
岩牀
(
いわどこ
)
の上に、再白々と横って見えるのは、身じろきもせぬからだである。唯その真裸な骨の上に、鋭い感覚ばかりが
活
(
い
)
きているのであった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
臂
(
かいな
)
が動き出した。片手は、まっくらな
空
(
くう
)
をさした。そうして、今一方は、そのまま、
岩牀
(
いわどこ
)
の上を掻き
捜
(
さぐ
)
って居る。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
ぽっちりと目をあいて見廻す瞳に、まず
圧
(
あっ
)
しかかる黒い
巌
(
いわお
)
の天井を意識した。次いで、氷になった
岩牀
(
いわどこ
)
。両脇に垂れさがる荒石の壁。したしたと、岩伝う
雫
(
しずく
)
の音。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
牀
漢検1級
部首:⽙
8画
“岩”で始まる語句
岩
岩窟
岩魚
岩角
岩代
岩屋
岩石
岩壁
岩礁
岩畳