たぐい)” の例文
旧字:
宣長が「卑しけど雷木魅こだまきつね虎竜のたぐいも神の片端」と詠んだごとく、昔は邦俗和邇等の魚族をも奇怪な奴を神としたのだ
大きさ羊のごとく、姿怖ろしけれど害をさぬとあった。因ってかの国にも、古来蛇、蜥蜴などを誇張して、竜のたぐいの想像動物をこしらえあったと知った。
欧州には、金を取れども尽きぬ袋の話多く、例せば一八八五年版クレーンの『伊太利俗談イタリアン・ポピュラル・テールス』に三条を出す。『近江輿地誌略』三九、秀郷竜宮将来の十宝の内に、砂金袋とあるもこのたぐいだろう。
馬のたぐいらしくないが翼生えた馬の古図も支那にある。