“屋守”の読み方と例文
読み方割合
やもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわやのはどうにもならないが、梯子段の近辺は手すりにのぼった。窓の近くは窓にのぼり、欄間に手をかけて屋守やもりの這うかたちでした。
屋守やもりのように塀板へひらみついて、じっと首を垂れ乍ら、ころころと足元の小石にいたずらをしていたが、突然クスクスと笑い出したかと思うと、吐き出すように言った。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
塀へ屋守やもりのやうにへばり着く八五郎の肩を踏んで、平次は塀越しに外を眺めてをりましたが、やがて靜かに降りると、ポンポンと八五郎の肩のあたりを拂ひながら言ふのです。