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居坐
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いずまい
ふりがな文庫
“
居坐
(
いずまい
)” の例文
呼吸
(
いき
)
も
絶
(
たゆ
)
げに途絶え途絶え、隙間を
洩
(
も
)
れて聞ゆるにぞ、お通は
居坐
(
いずまい
)
直整
(
ととの
)
えて、畳に両手を
支
(
つか
)
えつつ、行儀正しく聞きいたる、
背
(
せな
)
打ふるえ、髪ゆらぎぬ。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
端然
(
きちん
)
と
居坐
(
いずまい
)
を直して、そのふっくりした乳房へ響くまで、身に染みて、
鳩尾
(
みずおち
)
へはっと
呼吸
(
いき
)
を引いて
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
美人は正坐に堪えざりけん、
居坐
(
いずまい
)
乱して泣きくずおれ
啜
(
すす
)
り上げつつ
独言
(
つぶやく
)
よう
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おのずと
居坐
(
いずまい
)
が
更
(
あらた
)
まって、夫人の声は
凜々
(
りり
)
しかった。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
俊之君は、ここで更に
居坐
(
いずまい
)
を直して続けた。……
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
居坐
(
いずまい
)
を直して、
更
(
あらた
)
まって
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“居坐”で始まる語句
居坐居