“居去”の読み方と例文
読み方割合
いざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一間ばかりの所を一朝かかって居去いざって、もとの処へかろうじて辿着たどりつきは着いたが、さて新鮮の空気を呼吸し得たは束の間
墓地の墓標が倒れたり、居去いざったりしているのは言うまでもない。中に丸井圭次郎君の家族の墓もある。
震災日誌 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
惣八郎は居去いざりながら、匕首を取り上げて、甚兵衛に目礼した。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)