“尾道”の読み方と例文
読み方割合
おのみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うわさには、花隈はなくまから兵庫の浜へ出て、船をひろい、備後びんご尾道おのみちへ落ちて行ったとあるが——ようとしてしばらく所在が知れなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尾道おのみちから広島へ引上げ、大手町で遭難したという婦人がいた。髪の毛は抜けていなかったが、今朝から血のかたまりが出るという。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
私は十三歳の時に、中国の尾道おのみちと云う町でそこの市立女学校にはいった。受持ちの教師が森要人と云うかなりな年配の人で、私たちには国語を教えてくれた。
私の先生 (新字新仮名) / 林芙美子(著)