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尻端折
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しりっぱしょ
ふりがな文庫
“
尻端折
(
しりっぱしょ
)” の例文
沖の百万坪へスケッチにいった帰りで、洗い
晒
(
ざら
)
しの
単衣
(
ひとえ
)
は汗のため肌へねばりつき、
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りをしなければやすらかには歩けなかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ところへ花道から俳人
高浜虚子
(
たかはまきょし
)
がステッキを持って、白い
灯心
(
とうしん
)
入りの帽子を
被
(
かぶ
)
って、
透綾
(
すきや
)
の羽織に、
薩摩飛白
(
さつまがすり
)
の
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りの半靴と云うこしらえで出てくる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りで
風呂
(
ふろ
)
へ水を
汲
(
く
)
みこみもした。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
沖の百万坪へスケッチにいった帰りで、洗い
晒
(
ざら
)
しの
単衣
(
ひとえ
)
は汗のため
肌
(
はだ
)
へねばりつき、
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りをしなければやすらかには歩けなかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
饅頭形
(
まんじゅうがた
)
の編笠をかぶり、
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りをした
布子
(
ぬのこ
)
の下に、ほっそりした紺の
股引
(
ももひき
)
をはいた脚が、いかにもいなせなように見えた。
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
留さんは立ちあがり、手拭で頬かぶりをし、いかにもてれくさそうに笑いながら、やおら
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りをした。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
留さんは立ちあがり、
手拭
(
てぬぐい
)
で
頬
(
ほお
)
かぶりをし、いかにもてれくさそうに笑いながら、やおら
尻端折
(
しりっぱしょ
)
りをした。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
“尻端”で始まる語句
尻端