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小鳩
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こばと
ふりがな文庫
“
小鳩
(
こばと
)” の例文
若い二人は、ちやうど二つの
小鳩
(
こばと
)
のやうに仲よくくらしました。みんなは、二人を見て、世の中にこれほど
仕合
(
しあは
)
せな人はないだらうと思ひました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「山の
小鳩
(
こばと
)
も、もう
親鳩
(
おやばと
)
の羽根の下へ頭をかくして コロ コロ コロ お休みって眠りましたよ」
夜
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
しかし、この大胆不敵に見える娘も、東京の波風の中では
小鳩
(
こばと
)
のようにおとなしかった。おとなしくならずにいられなかったのだ。まず、彼女の計画は東京への第一歩からぺしゃんこになった。
風
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
おお、抱いてやるとも、私の
小鳩
(
こばと
)
。
新ハムレット
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と
言
(
い
)
つて、
赤
(
あか
)
くなつた
私
(
わたし
)
の
手
(
て
)
を
熱
(
あつ
)
い
唇
(
くちびる
)
でひつたりと
吸
(
す
)
ひました。
布団
(
ふとん
)
を
眼深
(
まぶか
)
かにかぶつた
小鳩
(
こばと
)
のやうに
臆病
(
をくびやう
)
な
少年
(
せうねん
)
はおど/\しながらも、
女
(
おんな
)
のするがまヽにまかせてゐた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
鳩
漢検準1級
部首:⿃
13画
“小鳩”で始まる語句
小鳩号