小碓をうす)” の例文
この時に當りて、その御髮みかみぬかに結はせり。ここに小碓をうすの命、そのみをば倭比賣やまとひめの命御衣みそ御裳みもを給はり、たち御懷ふところれていでましき。
天皇、小碓をうすの命に詔りたまはく、「何とかもみましいろせあしたゆふべ大御食おほみけにまゐ出來でこざる。もはらみましねぎ教へ覺せ」
かれ若帶日子わかたらしひこの命は、天の下治らしめしき。小碓をうすの命は、東西の荒ぶる神、またまつろはぬ人どもをことむけたまひき。次に櫛角別くしつのわけの王は、茨田の下の連等が祖なり。