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寤
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さま
ふりがな文庫
“
寤
(
さま
)” の例文
どの位経ったか全く憶えが有りませんが、旦那、火事ですよ、火事です、旦那、……と云う声にはっと眼を
寤
(
さま
)
しました。
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
寤
(
さま
)
させまゐらせんといへるを、赤穴又
頭
(
かしら
)
を
揺
(
ふ
)
りてとどめつも、
更
(
さら
)
に物をもいはでぞある。左門云ふ。既に
九〇
夜を
続
(
つ
)
ぎて
来
(
こ
)
し給ふに、心も
倦
(
う
)
み足も
労
(
つか
)
れ給ふべし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
八日目に
草臥
(
くたびれ
)
て虎も昼寝するを見澄まし、ファッツ
徐々
(
そろそろ
)
下りる音に眼を
寤
(
さま
)
して飛び懸る、この時
晩
(
おそ
)
しかの時早くファッツが
戦慄
(
ふるえ
)
て落した懐剣が虎の口に入って虎を殺した
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
何時だか
恰
(
まる
)
で見当も付きませんが、翌日眼を
寤
(
さま
)
した所が、閣下よ、A警察署なのであります。
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
寤
漢検1級
部首:⼧
14画
“寤”を含む語句
寤寐
居寤
人寤
寤寝切
居寤清水
悔寤
感寤
日子寤間