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寡婦暮
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やもめぐら
ふりがな文庫
“
寡婦暮
(
やもめぐら
)” の例文
四年
已前
(
あと
)
に
死去
(
なくな
)
りまして、子供もなし、
寡婦暮
(
やもめぐら
)
しで、只今はお屋敷やお寺方の仕事をいたして居りますので、お
召縮緬
(
めしちりめん
)
の
半纒
(
はんてん
)
などを着まして、芝居などへまいりますと
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
また優しい心を持っていたので、
寡婦暮
(
やもめぐら
)
しや他人の不幸に彼は心をひかれた。喪装の友だちや、黒布をまとった家族や、
柩
(
ひつぎ
)
のまわりに悲しんでる牧師らに、彼はよく立ち交じった。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
氣の毒に思ひ
何時
(
いつ
)
まで
狂氣
(
きちがひ
)
でも有まじ其内には
正氣
(
しやうき
)
に成べしとて
己
(
おの
)
が
明家
(
あきや
)
に
住
(
すまは
)
せ此處にあること
半年程
(
はんねんほど
)
にて漸やく
正氣
(
しやうき
)
に成しかば以前の如く
産婦
(
さんぷ
)
の
世話
(
せわ
)
を
業
(
わざ
)
として
寡婦暮
(
やもめぐら
)
しに世を渡りける。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寡
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“寡婦”で始まる語句
寡婦
寡婦様
寡婦鶏
寡婦殉死