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富贍
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ふせん
ふりがな文庫
“
富贍
(
ふせん
)” の例文
彼には何か
意固地
(
いこじ
)
なものがあった。
富贍
(
ふせん
)
な食品にぶつかったときはひと
種
(
いろ
)
で満足するが、貧寒な品にぶつかったときは形式美を欲した。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
中学時代に、自分ながら誇っていた想像の
富贍
(
ふせん
)
なことなどは、もう俺の頭の中には、跡形もなくなっている。が、ともかくこの脚本を書き上げる。
無名作家の日記
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そこでしらべてみると、「女子ニハ皮膚下ノ脂肪
富贍
(
ふせん
)
ナルガ為ニ形態豊満ニシテ、男子ニハ筋肉腱骨ノ強大ニシテ
挺起
(
ていき
)
スルガ為ニ其形態稜々トシテ鋭シ」
呉秀三先生
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
春風馬堤曲に溢れたる詩思の
富贍
(
ふせん
)
にして情緒の
纏綿
(
てんめん
)
せるを見るに、十七字中に屈すべき文学者にはあらざりしなり。彼はその余勢をもって絵事を試みしかども大成するに至らざりき。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
「春風馬堤曲」に
溢
(
あふ
)
れたる詩思の
富贍
(
ふせん
)
にして情緒の
纏綿
(
てんめん
)
せるを見るに、十七字中に屈すべき文学者にはあらざりしなり。彼はその余勢を以て
絵事
(
かいじ
)
を試みしかども大成するに至らざりき。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
贍
漢検1級
部首:⾙
20画
“富”で始まる語句
富
富豪
富貴
富士
富籤
富山
富田
富家
富士山
富裕