“寄道”の読み方と例文
読み方割合
よりみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しもタルミなく日程を追って最初の立案を(多少の変更あるいは寄道よりみちはあったかも知れぬが)
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
二人は、正木につく前に、ちょっと寄道よりみちをして、お民の墓詣りをした。そこでも二人はあまり口をきかなかった。しかし、墓地の出口まで出て来たときに、ふと俊亮が言った。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
代地に名うての待合まちあい朝倉あさくらの戸口を開けて、つと入り来るは四十近いでつぷり太つた男、白の縞上布しまじょうふ帷子かたびらえりくつろげて、寄道よりみちしたお蔭にこの悪い道を歩かせられしため暑さも一入ひとしおなり
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)