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寂地
ふりがな文庫
“寂地”の読み方と例文
読み方
割合
じゃくち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じゃくち
(逆引き)
ひろい
御成道
(
おなりみち
)
は、白と黒の
寂地
(
じゃくち
)
だった。白は月、黒は巨木の影、その中を急いでゆくと、顔にも肩にも、
袴
(
はかま
)
にも、ちらちらと、
海月
(
くらげ
)
のような光線がたかって、後ろへ飛んで行く。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かつての承久ノ乱や、
寿永
(
じゅえい
)
、
治承
(
じしょう
)
の大戦のさいでも、都の北山、
嵯峨野
(
さがの
)
のおくには、平家のきずなや権門を
遁
(
のが
)
れ出た無髪の女性たちには、修羅の外なる寸土の
寂地
(
じゃくち
)
がゆるされていたともいう。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寂地(じゃくち)の例文をもっと
(2作品)
見る
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“寂”で始まる語句
寂
寂寞
寂然
寂寥
寂莫
寂滅
寂静
寂々
寂漠
寂々寥々
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