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家鳩
ふりがな文庫
“家鳩”の読み方と例文
読み方
割合
いえばと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえばと
(逆引き)
「旦那様、お鈴様から御返事が……」と今も召使の
東助爺
(
とうすけじい
)
が、柄の小さな
家鳩
(
いえばと
)
を
拳
(
こぶし
)
にのせて、縁の端から一八郎の
書屋
(
しょおく
)
を
覗
(
のぞ
)
いた。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹の中で
家鳩
(
いえばと
)
という鳥が調子はずれに鳴くのを聞いて源氏は、あの某院でこの鳥の鳴いた時に夕顔のこわがった顔が今も
可憐
(
かれん
)
に思い出されてならない。
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
私の家だけは早くこの形勢を察して、軒の
庇
(
ひさし
)
に五つばかりの巣箱を作ってやったが、雀が
家鳩
(
いえばと
)
になるのは困難だと見えて、その半分はまだ空屋のままである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
家鳩(いえばと)の例文をもっと
(3作品)
見る
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
鳩
漢検準1級
部首:⿃
13画
“家”で始まる語句
家
家内
家中
家来
家鴨
家主
家人
家族
家並
家庭
“家鳩”のふりがなが多い著者
柳田国男
紫式部
吉川英治