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宍
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しし
ふりがな文庫
“
宍
(
しし
)” の例文
古語拾遺に『大地主神、田を営るの日、牛の
宍
(
しし
)
を田人に食はせ』たことや、さらに、『宜しく牛の宍を以て、溝の口に置かせた』ことがあり
穀神としての牛に関する民俗
(新字新仮名)
/
中山太郎
(著)
この
太子
(
ひつぎのみこ
)
の御名、
大鞆和氣
(
おほともわけ
)
の命と負はせる
所以
(
ゆゑ
)
は、初め生れましし時に、鞆
五
なす
宍
(
しし
)
、
御腕
(
みただむき
)
に生ひき。かれその御名に著けまつりき。ここを以ちて腹
中
(
ぬち
)
にましまして國知らしめしき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かくて肉食の徒は神罰を蒙るが為に、「
宍
(
しし
)
喰った報い」という俗諺までが出来た。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
主として
猪
(
い
)
の
宍
(
しし
)
、
鹿
(
か
)
の
宍
(
しし
)
であった、かくてその称呼が世人の口に、耳に親しくなった結果として、遂にそれがただちに猪または鹿そのものの名称の如くに用いられる様になったのである。
奥羽地方のシシ踊りと鹿供養
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
死をナホル 病をナヲス 泣くを
塩垂
(
しおた
)
る 血を汗
宍
(
しし
)
を
※
(
くさびら
)
打つを撫づ 墓を
壌
(
つちくれ
)
濫僧考:河原者・坂の者・宿の者・非人法師
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
肉食ははなはだしく罪悪で、これを犯す者は神罰たちまち到ると教えたのであります。これがために何か不慮の災難にでも遭いますと、たちまち「
宍
(
しし
)
喰
(
く
)
った報い」だという諺までができました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
宍
漢検準1級
部首:⼧
7画
“宍”を含む語句
宍道湖
宍戸
宍粟
宍戸梅軒
宍道湖畔
宍人
宍付
宍喰
宍戸侯
宍戸備前
宍戸備前守
宍戸八重垣流
宍戸左馬助
宍戸某
宍道