“塩垂”のいろいろな読み方と例文
旧字:鹽垂
読み方割合
しおた75.0%
しおたれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入口の格子の横手は少しばかりの空地で其処には小唄の師匠、坂東久美治こと、お組の舞台が掛けてあり、大夕立に叩かれて、見る影もなく塩垂しおたれて居ります。
死をナホル 病をナヲス 泣くを塩垂しおたる 血を汗 ししくさびら 打つを撫づ 墓をつちくれ
ならぬならぬ! そう聞いてはなおさら許す事まかり成らぬわ。どこの塩垂しおたれ主人かは存ぜぬが、かような場所での用向きならば、どうせ碌な事ではあるまい。