“宇治拾遺”の読み方と例文
読み方割合
うじしゅうい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舞台ではそのとき、老練な田楽法師が現れて、宇治拾遺うじしゅういから取った“ふぐり神楽かぐら”を演じて、満場の男女を笑殺していた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古きは『今昔こんじゃく物語』、『宇治拾遺うじしゅうい』などより、天明ぶりの黄表紙きびょうし類など、種々思ひ出して、立案の助けとなせしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
それを記している宇治拾遺うじしゅういの巻十二の文は、ここに抄出するさえいまわしいから省くが、虎関禅師は、出麁語しゅっそごの三字きりで済ませているから上品ではあるが事情は分らぬ。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)