“子春丸”の読み方と例文
読み方割合
ししゅんまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、梨丸と子春丸ししゅんまるの、童僕ふたりに、馬の口を把らせ、数日前の事件もあるので、ほかに郎党十人ほど、後ろに連れ、国司の庁へ、出向いて行った。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初めの四、五日は、あし(安静村)の漁夫の家に、妻子を隠して、近くを警戒しながら潜伏していたが、偵察に出した梨丸なしまるや、走り下部しもべ子春丸ししゅんまるなどが、立ち帰って来て
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)