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嫩芽
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わかめ
ふりがな文庫
“
嫩芽
(
わかめ
)” の例文
躑躅の灌木の群は丘の円味を一面に
鳶色
(
とびいろ
)
に覆うているその上へ
蕾
(
つぼみ
)
の花と
嫩芽
(
わかめ
)
との萌しが色のうす葛をかけたように見えます。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
支那では蘆筍といってその
嫩芽
(
わかめ
)
を食用にし市場にも売っているが、日本のものは支那のものより瘠せているから誰れもその筍を採て食う人がない。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
東側に切ってある高窓の太い
欅
(
けやき
)
の
桟
(
さん
)
に、いとも優しい藤の
嫩芽
(
わかめ
)
をつけた
蔓
(
つる
)
の先を見つけたからであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
椎のまに
楓
(
かへで
)
嫩芽
(
わかめ
)
のあざやけき吾が家垣を
愛
(
め
)
でてこもらふ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もみぢの
嫩芽
(
わかめ
)
と毛のやうな花に
教祖の文学:――小林秀雄論――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
そしてこの
嫩芽
(
わかめ
)
は食用になるものであって原住民は常にそれを食べている。
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
椎のまに
楓
(
かへで
)
嫩芽
(
わかめ
)
のあざやけき吾が家垣を
愛
(
め
)
でてこもらふ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もみぢの
嫩芽
(
わかめ
)
と毛のやうな花に
教祖の文学:――小林秀雄論――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
黒南風
(
くろはえ
)
にかがよふ群の青杉は
嫩芽
(
わかめ
)
ふきたつ
深大寺
(
じんだいじ
)
の森
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
黒南風
(
くろはえ
)
にかがよふ群の青杉は
嫩芽
(
わかめ
)
ふきたつ
深大寺
(
じんだいじ
)
の森
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
嫩
漢検1級
部首:⼥
14画
芽
常用漢字
小4
部首:⾋
8画
“嫩芽”で始まる語句
嫩芽立