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奴隷
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しもべ
ふりがな文庫
“
奴隷
(
しもべ
)” の例文
「ポーレンカ、僕の名はロジオンていうんだよ。いつか僕のこともお祈りしてちょうだい。『
奴隷
(
しもべ
)
ロジオンをも』って——それっきりでいいから」
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
イエスの名太陽よりも光あれば、爾の名
黒暗
(
やみ
)
よりも恐怖あらん。爾は天国の
奴隷
(
しもべ
)
たらざるも、
必
(
かならず
)
地獄の王たるべし。
LOS CAPRICHOS
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
さるほどに弟も生長して
年頃
(
としごろ
)
となりしかば、縁ありしを
幸
(
さいわい
)
として兄はそのため
婦
(
つま
)
を迎へ
遣
(
や
)
りしに、この婦心狭くして
良
(
よ
)
からぬものなりしゆゑ夫に
対
(
むか
)
ひて、
汝
(
おんみ
)
はあたかも
奴隷
(
しもべ
)
のやうなり
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
たまたまに火の
布
(
きれ
)
巻ける
奴隷
(
しもべ
)
ども
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
『しかし、
奴隷
(
しもべ
)
ロジオンのことを祈ってくれと頼んだじゃないか』こういう考えがふと彼の頭にひらめいた。『いや、なに、これは……万一の場合のためだ!』
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
▼ もっと見る
奴隷
(
しもべ
)
のすがたに身をやつし、ああ、生みの地よ
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
“奴隷”の解説
奴隷(どれい、英:slave)とは、人間でありながら人間としての名誉、権利・自由を認められず、他人の所有物として取り扱われる人のことである。所有者の全的支配に服し、労働を強制され、譲渡・売買の対象とされた。奴隷を許容する社会制度を特に奴隷制という。
1948年に国際連合で採択された世界人権宣言にて、下記のように宣言された。
何人も、奴隷にされ、又は苦役に服する事はない。奴隷制度及び奴隷売買は、いかなる形においても禁止する。(第4条)
(出典:Wikipedia)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
隷
常用漢字
中学
部首:⾪
16画
“奴隷”で始まる語句
奴隷的
奴隷主
奴隷使
奴隷制
奴隷市
奴隷制度
奴隷酷使者
奴隷廃止党員