“黒暗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらやみ81.8%
やみ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いひ終れる時黒暗くらやみ廣野ひろのはげしくゆらげり、げにそのおそろしさを思ひいづればいまなほわが身汗にひたる 一三〇—一三二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
飛び込んだ時にはもう白い光の影もなく、ただ薄暗い元の部屋に壊れかかった数ある卓子テーブルがみな黒暗くらやみの中に隠れていた。
白光 (新字新仮名) / 魯迅(著)
イエスの名太陽よりも光あれば、爾の名黒暗やみよりも恐怖あらん。爾は天国の奴隷しもべたらざるも、かならず地獄の王たるべし。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
地は定形かたちなく曠空むなしくして黒暗やみわだの面にあり
夜の讃歌 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)