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女夫雛
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めおとびな
ふりがな文庫
“
女夫雛
(
めおとびな
)” の例文
女夫雛
(
めおとびな
)
を片雛ずつ分けて持って、女の節句に祭りかわし、五月五日の男の節句に、雛と人と二組みの女夫をめでたくこしらえ納めようというのでござりまするな。
右門捕物帖:22 因縁の女夫雛
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
雛
(
ひな
)
——
女夫雛
(
めおとびな
)
は言うもさらなり。
桜雛
(
さくらびな
)
、
柳雛
(
やなぎびな
)
、
花菜
(
はなな
)
の雛、桃の
花雛
(
はなびな
)
、白と
緋
(
ひ
)
と、
紫
(
ゆかり
)
の色の
菫雛
(
すみれびな
)
。
鄙
(
ひな
)
には、つくし、
鼓草
(
たんぽぽ
)
の雛。
相合傘
(
あいあいがさ
)
の
春雨雛
(
はるさめびな
)
。
小波
(
ささなみ
)
軽く
袖
(
そで
)
で
漕
(
こ
)
ぐ
浅妻船
(
あさづまぶね
)
の
調
(
しらべ
)
の雛。
五人囃子
(
ごにんばやし
)
、
官女
(
かんじょ
)
たち。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「吾妻屋永左衛門は、三十そこ/\、金があってへえけえが上手で、ちょいと好い男で、道楽者の癖に少しケチで、——薄墨大夫のお染さんと並べると、少しヒネてはいるが見事な
女夫雛
(
めおとびな
)
ですよ——」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
女夫雛
(
めおとびな
)
を一対のご注文じゃねえんでござんす。
右門捕物帖:22 因縁の女夫雛
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
豪儀に似合いの
女夫雛
(
めおとびな
)
と思うんですがね。
右門捕物帖:22 因縁の女夫雛
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
雛
漢検準1級
部首:⾫
18画
“女夫”で始まる語句
女夫
女夫中
女夫仲
女夫鴉
女夫鹿
女夫餅
女夫松
女夫枕
女夫滝
女夫瀧