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太々餅
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だいだいもち
ふりがな文庫
“
太々餅
(
だいだいもち
)” の例文
芝神明の
太々餅
(
だいだいもち
)
のラヂウム温泉が設けられて、はる/″\下町から私は亡祖父と大叔母とに連れられて半日の湯治に来たことがある。大正改元のころであつたらう。
山の手歳事記
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
よく、芝口のおはぎ、神明の
太々餅
(
だいだいもち
)
、
土橋
(
どばし
)
の大黒
鮨
(
ずし
)
などがお土産にされたものでありました。
幕末維新懐古談:18 一度家に帰り父に誡められたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
浅草の金竜山にしてもあんと、きなこと、ごまのついた餅、芝の
太々餅
(
だいだいもち
)
もおなじくであり、大橋ぎわのおだんご、谷中
芋坂
(
いもざか
)
のおだんご、そのほか数えたらいくらでもあるが——
旧聞日本橋:17 牢屋の原
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ついでにお茶請の御註文が、——栄太楼の
金鍔
(
きんつば
)
か、
羊羹
(
ようかん
)
も
真平
(
まっぴら
)
だ。芝の
太々餅
(
だいだいもち
)
芳
(
かん
)
ばしくって歯につかず、ちょいといいけれど、
路
(
みち
)
が遠いから気の毒だ。岡野のもなかにて御不承なさるか。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
帰途
(
かえり
)
は、めっかち
生芽
(
しょうが
)
とちぎ
箱
(
ばこ
)
がおみやげ、
太々餅
(
だいだいもち
)
も包まれている。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
々
3画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“太々”で始まる語句
太々
太々神楽