大輔だゆう)” の例文
だが、先代軍の大将、名越式部大輔だゆうがまず、橋本(浜名湖附近)の序戦にやぶれた。つづいてまた敗れ、その総なだれを初めとして
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例の伯父おじの右大将、式部大輔だゆう、左中弁などだけを招いて、家庭教師の大内記に命じて史記の中の解釈のむずかしいところの、寮試の問題に出されそうな所々を若君に読ますのであったが
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
新田左中将義貞、子息義顕よしあき、脇屋右衛門ノすけ義助、一子式部大輔だゆう義治よしはる
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
廉子のいとこに、阿野ノ式部大輔だゆう公知きんともという色の小じろい男がいる。