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大襖
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おおぶすま
ふりがな文庫
“
大襖
(
おおぶすま
)” の例文
と、大炊は立って、すでに二寸ほど開いている
大襖
(
おおぶすま
)
のさかいを、更にもう少し開けてもどって来た。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
円福寺に伝うる椿岳の諸作の中で最も見るべきものは方丈の二階の一室の九尺二枚の
大襖
(
おおぶすま
)
である。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
偉なる
高麗焼
(
こまやき
)
の大花瓶に一個の
梵鐘
(
ぼんしょう
)
が釣ってあり、また、銀の
大襖
(
おおぶすま
)
につらなる燭台の数は、
有明
(
ありあけ
)
の海の
漁灯
(
いさりび
)
とも見えまして、さしも由緒ある豪族の名残はここにもうかがわれる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼が、家臣に何かささやくと、忽ち、正面の
大襖
(
おおぶすま
)
が除かれ、二次の馳走として用意されていた
猿楽
(
さるがく
)
役者が、楽器を
調
(
ととの
)
え、
扮装
(
ふんそう
)
をこらし、待ち控えていて、すぐ狂言舞を演じはじめた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
襖
漢検準1級
部首:⾐
18画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫