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大船
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おおふな
ふりがな文庫
“
大船
(
おおふな
)” の例文
大船
(
おおふな
)
近くの
土堤
(
どて
)
の桜はもうすっかり青葉になっており、将来の日本ハリウード映画都市も今ではまだ野良犬の遊び場所のように見受けられた。
箱根熱海バス紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それからまたトランクをさげて、桜木町の駅に行き、
大船
(
おおふな
)
までの切符を買った。食えなくなったら映画俳優になるんだ。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
わたしなどは
盛夏
(
せいか
)
の食べ物に困りきっている時など、大いにそれで助けられ、
大船
(
おおふな
)
から暑さを意とせず、毎日のように新橋へと足をのばしたものである。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
「だって、いただきたくないんですもの。もし、おなかがすいたら、
大船
(
おおふな
)
でサンドウィッチを買いますわ。あすこのサンドウィッチ、とてもおいしいんですもの」
香水紳士
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
赤十字病院を退院すると私はすぐに、
大船
(
おおふな
)
の常楽寺に行って静養する事になった。そこには今村のお嬢さんが絵の稽古
旁々
(
かたがた
)
松洲先生等と一緒に避暑に行っていたからであった。
骨を削りつつ歩む:――文壇苦行記――
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
▼ もっと見る
昨夜まで人見廣介であった男は、それから一日、乗替駅の
大船
(
おおふな
)
の安宿で暮して、その翌日の午後、丁度
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
ってT市に着く汽車を選んで、やっぱり変装のまま、三等車の客となりました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ここから先の地形が、なんとなく
横浜
(
よこはま
)
大船
(
おおふな
)
間の丘陵起伏の模様と似通っていた。とある農家の裏畑では、若い女が畑仕事をしているのを見つけた。
旅日記から
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
立派なる洋館も散見す。
大船
(
おおふな
)
にて横須賀行の軍人下りたるが乗客はやはり増すばかりなり。
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“大船”の解説
大船(おおふな)は、神奈川県鎌倉市の町丁、および広域地名である。
行政地名としては大船駅東側の大船一~六丁目および大字大船があるが、旧大船町域をはじめ、より広い範囲を大船と呼ぶこともある。
なお、大船駅構内は横浜市栄区にもまたがるが、同駅周辺で横浜市に含まれる地域については、「大船駅」または該当する地名の項目を参照のこと。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“大船”で始まる語句
大船渡
大船津
大船渠