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大篝
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おおかがり
ふりがな文庫
“
大篝
(
おおかがり
)” の例文
やがて、
竹伐
(
たけきり
)
の行事も終り、白い
夕星
(
ゆうずつ
)
に、昼間の
熱鬧
(
ねっとう
)
もやや冷えてくると、山は無遍の闇の中に、真っ赤な
大篝
(
おおかがり
)
の焔をたくさんに揚げはじめた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
踊り場は城内の
馬場
(
うまぜめば
)
で、当夜は四方へ
大篝
(
おおかがり
)
を焚き、一面暖気を
漲
(
みなぎ
)
らせ、他面踊りを照らすことにした。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
千戸に
万燈
(
まんどう
)
をかけ
連
(
つら
)
ねていた。辻には
大篝
(
おおかがり
)
を焚き、家ごとの軒下には、
老人
(
としより
)
も子も若い娘も皆出て、凱旋将士を見ると
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かならず勝ち誇って、これへ潮のごとく
襲
(
よ
)
せ来るであろう甲州勢に対する備えだ。——ただ城門を開けおくばかりでなく、大手の門外五、六ヵ所に、
煌々
(
こうこう
)
と、
大篝
(
おおかがり
)
を
焚
(
た
)
かせい。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
織田勢は終夜、村の道々に、
大篝
(
おおかがり
)
を
焚
(
た
)
いて、半ば
威嚇
(
いかく
)
していた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
篝
漢検1級
部首:⽵
16画
“大篝”で始まる語句
大篝火