“おおかがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大篝83.3%
大篝火16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千戸に万燈まんどうをかけつらねていた。辻には大篝おおかがりを焚き、家ごとの軒下には、老人としよりも子も若い娘も皆出て、凱旋将士を見ると
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かならず勝ち誇って、これへ潮のごとくせ来るであろう甲州勢に対する備えだ。——ただ城門を開けおくばかりでなく、大手の門外五、六ヵ所に、煌々こうこうと、大篝おおかがりかせい。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
別当所の前も、山門の両わきにも、大篝火おおかがりをどかどかといていた。門前町の家ごとには、門々かどかど松明たいまつをつけて、何千尺の山の上も、昼をあざむくばかりだった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)