“大篝火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおかがりび80.0%
おおかがり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜は夜とて、酒肴しゅこうの善美、土地の名物、ひなびた郷土の舞曲など、数々のおとぎ。そして宿殿の外には、夜空も焦がす大篝火おおかがりびを諸所に焚きつらね
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家々の高張、軒提燈のきぢょうちんは云うも更なり、四ヶ所の大篝火おおかがりびは天をもがすばかりにて、森の鳥類を一時に驚かすのであった。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
別当所の前も、山門の両わきにも、大篝火おおかがりをどかどかといていた。門前町の家ごとには、門々かどかど松明たいまつをつけて、何千尺の山の上も、昼をあざむくばかりだった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)