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大相
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たいそう
ふりがな文庫
“
大相
(
たいそう
)” の例文
三月ばかりたつと、しつが出来てだんだん
大相
(
たいそう
)
になった、
起居
(
たちい
)
もできぬようになって、二年ばかりは外へも行かずうちずまいをしたよ。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
婆あさんは膳と土瓶とを両手に持って、二人の顔を
見競
(
みくら
)
べて、「まあ、
大相
(
たいそう
)
お
静
(
しずか
)
でございますね」と云って、勝手へ行った。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
お前がこれから世の中に出るにしても、
大相
(
たいそう
)
な便宜になるといふもの。それやこれや考へて見ると、内に置かうよりは、遣つた方が、
誰
(
たれ
)
の為彼の為ではない。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今日あたりはきっとみんなで評判を致しているのでございましょう。ミルネル画伯はあの令嬢に
大相
(
たいそう
)
取り入るようだったなんぞと云っているのでございましょうよ。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
兄が無慈悲で少しも助けてくれないので、山に入って薪を
伐
(
き
)
り出し、それも売れ残って海に投げこんで
還
(
かえ
)
ろうとすると、たちまち竜宮へ迎えられて
大相
(
たいそう
)
な宝物を頂戴する。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
「こないだは内の子供等が有楽座へ見に行って、帰ってから君のお
噂
(
うわさ
)
をしていましたよ。
大相
(
たいそう
)
面白かったそうで」
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
中では
大相
(
たいそう
)
な御馳走があり、帰りには
土産
(
みやげ
)
に一人の子供をくれる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
大相
(
たいそう
)
勉強するのね。
明日
(
あした
)
八時からかくなんて。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
「昨晩は
大相
(
たいそう
)
遅くまで勉強していらっしゃいましたね」
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“大相”で始まる語句
大相国寺
大相撲
大相土見乍湯家