大挙たいきょ)” の例文
旧字:大擧
多分、その日の夜にると、北上ほくじょうしてきた赤軍せきぐんは、勢いに乗じて、大挙たいきょ土佐湾の夜襲戦やしゅうせんを展開することだろうと、想像された。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一はもって同行戦死者の霊をちょうしてまたその遺族いぞくの人々の不幸不平をなぐさめ、また一にはおよそ何事に限らず大挙たいきょしてその首領の地位に在る者は、成敗せいはい共にせめに任じて決してこれをのがるべからず
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
散発的な襲撃しゅうげきを止めて、大挙たいきょ行動する整備の状態にあるのではないか。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
それに続いて大挙たいきょ、海底都市に侵入しようとしている。そしてトロ族の惨虐性ざんぎゃくせい復讐心ふくしゅうしんとが、言語に絶する暴行を演ずるであろうことは明白だ。この際だ。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)