“大扇”の読み方と例文
読み方割合
たいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その床几の前へ、しく、一人の将が、祝肴をのせた折敷を捧げると、信玄は、その勝栗を一つ取って、左の手で、日月の大扇をさっと開く。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長刃、低く横ざまにいて来て、さながら鋼白色大扇末広形の板のごとくに、右近の手に一過した。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
甘粕隊は時々逆襲しつつ犀川を渡り、悠々左岸の市村に陣取り大扇大纏を岸上に高く掲げて敗兵を収容した。この甘粕隊の殿軍ぶりはながく川中島合戦を語るものの感嘆する所である。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)