“夜待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまち75.0%
よまち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松葉越まつばごしに見えましょう。あの山は、それ茸狩たけがりだ、彼岸ひがんだ、二十六夜待やまちだ、月見だ、と云って土地の人が遊山ゆさんに行く。あなたも朝夕見ていましょう。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その晩は二十六夜待やまちだというので、旭町で花火が上がる。石田は表側の縁に立って、百日紅の薄黒い花の上で、花火の散るのを見ている。そこへ春が来て、こう云った。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
夜待よまちと言って、夜中、山に籠って猪を撃つことがありますが、それに行っていると、もう夜明けに近いと思うころに、山の頂上いただきの方で
北国の人 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)