“外門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げもん75.0%
そともん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、外門げもんを守護していた滝口の衛士とのあいだに、一ト争い起ったが、彼らの甲冑かっちゅうの前には、ひとたまりもない。数名は討死し、あとはどっと逃げ争う。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上を行く煙は刻々と黒さを増し、一報の聞えるたび、悲痛な揺れが、外門げもんから内門を押し返していた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と段々跡を慕ってくと彼等は竹ヶ崎の南山へ這入るから付いてくと、柱が二本建っている外門そともんの処へ四人とも這入りました。