墓窟はかあな)” の例文
彼らは何物にもさまされずに、幾年月かをそこに眠る。しかし他日その墓窟はかあなの開ける日が——人の知るごとく——めぐって来る。
見よ、はや墓窟はかあなより起き出でたまへるクリストが途をゆく二人ふたりの者に現はれしこと路加ルーカふみしるさるゝごとく 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)