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塗縁
ふりがな文庫
“塗縁”の読み方と例文
読み方
割合
ぬりぶち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬりぶち
(逆引き)
突き当りに
牡丹
(
ぼたん
)
に
孔雀
(
くじゃく
)
をかいた、
塗縁
(
ぬりぶち
)
の杉戸がある。上草履を脱いで這入って見ると
内外
(
うちそと
)
が障子で、内の障子から明りがさしている。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
出来上った新築の二階家の玄関は、母の趣味で広い式台が附き、
塗縁
(
ぬりぶち
)
の障子が建ててありました。「こうして置かねば、お邸のお部屋様やお姫様方をお招きするのに似合わないから」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
朱の
塗縁
(
ぬりぶち
)
に吉野杉の骨の、がっしりした
本間
(
ほんげん
)
襖で、
刷毛
(
はけ
)
を持って向いあうだけでも気持がひきしまり、いかにも「仕事をする」という、こころよい
昂奮
(
こうふん
)
が全身に感じられるようであった。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
塗縁(ぬりぶち)の例文をもっと
(4作品)
見る
塗
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“塗”で始まる語句
塗
塗籠
塗炭
塗抹
塗師
塗盆
塗下駄
塗付
塗料
塗骨
“塗縁”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
吉川英治
森鴎外
山本周五郎