塔内とうない)” の例文
にがっぽく嘲笑あざわらい、じッと、鷲のかげを見つめていたが、やがて、右手に持っていた金無垢肉彫きんむくにくぼりのたか黄金板おうごんばん——それはいまの塔内とうないから引ッぺがしてきた厨子ずし金物かなもの
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、かれのからだがそこへかくれるやいな、うるしのような塔内とうないやみから、とつじょ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)