“塔米児”の読み方と例文
読み方割合
タミイル100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成吉思汗ジンギスカン このおれの心は、誰も知らない。誰も知らない。銀の鱗と騒ぐ斡児桓オルコン塔米児タミイルの川波が、知っているばかりだ。
塔米児タミイル斡児桓オルコンの両河の合する三角洲に設けられた、成吉思汗ジンギスカンの大天幕テントの前。砂漠の広場。前の場と同じ時刻。
わが成吉思汗ジンギスカン軍は、明朝砂漠の太陽が、塔米児タミイルの川波を真っ赤に彩る前に、この札荅蘭ジャダラン城を一揉みに押し潰すは、それこそ、この両腕で仔羊の口を引き裂くよりも易々たることだ。