トップ
>
堤防
>
つつみ
ふりがな文庫
“
堤防
(
つつみ
)” の例文
其処
(
そこ
)
で、この山伝いの路は、
崕
(
がけ
)
の上を高い
堤防
(
つつみ
)
を
行
(
ゆ
)
く形、時々、島や
白帆
(
しらほ
)
の見晴しへ出ますばかり、あとは
生繁
(
おいしげ
)
って
真暗
(
まっくら
)
で、今時は、さまでにもありませぬが、草が繁りますと
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「やッ、」というて目を
睜
(
みは
)
る義作と一所に
吃驚
(
びっくり
)
したのは、茶店の女で、向うの鍵屋の当の
敵
(
かたき
)
、お
米
(
よね
)
といって美しいのが、この折しも店先からはたはたと
堤防
(
つつみ
)
へ駆出したことである。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いや神通が切れた、郷屋敷
田圃
(
たんぼ
)
の
堤防
(
つつみ
)
が崩れた、牛の
淵
(
ふち
)
から桜木町へ
突懸
(
つッかか
)
る、四十物町が少し引くかと思うと、総曲輪が
湖
(
うみ
)
だという。それに、間を置いちゃあ大雨ですから市中は
戦
(
いくさ
)
です。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“堤防”の解説
堤防(ていぼう)とは、人家のある地域に河川や海洋の水が浸入しないように、河岸や海岸、運河に沿って土砂を盛り上げた治水構造物のことである。一部は、土手(どて)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
堤
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
“堤防”で始まる語句
堤防伝
堤防工事