“堤上”の読み方と例文
読み方割合
ていじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、自分は其処そこ水際みずぎわうずくまって釣ったり、其処そこ堤上ていじょうに寝転がって、たまたま得た何かを雑記帳に一行二行記しつけたりして毎日たのしんだ。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは実に見事なもので、狂犬はクルクルと中空高く舞い上り、堤上ていじょうの松の枝をかすめて、ほりの真中へドブンと落ち込み、しばしはうかみも上りません。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
堤上ていじょう、義人はなきや
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)