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垂菰
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たれごも
ふりがな文庫
“
垂菰
(
たれごも
)” の例文
三四 白望の山続きに
離森
(
はなれもり
)
というところあり。その
小字
(
こあざ
)
に長者屋敷というは、全く無人の境なり。ここに行きて炭を焼く者ありき。或る夜その小屋の
垂菰
(
たれごも
)
をかかげて、内を
窺
(
うかが
)
う者を見たり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この鉱山のために炭を焼きて生計とする者、これも笛の
上手
(
じょうず
)
にて、ある日
昼
(
ひる
)
の
間
(
あいだ
)
小屋
(
こや
)
におり、
仰向
(
あおむき
)
に
寝転
(
ねころ
)
びて笛を吹きてありしに、小屋の口なる
垂菰
(
たれごも
)
をかかぐる者あり。驚きて見れば猿の
経立
(
ふったち
)
なり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
菰
漢検準1級
部首:⾋
12画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂氷
垂簾
垂水