地腫じば)” の例文
と、杜興は今——紫いろに地腫じばれした顔の火照ほてりを抱えながら、李応りおう楊雄ようゆう、石秀の前に、いて、そのくやしさを語るのだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう幾日も前から、肛門こうもんの痛みは気にしていたし、熱も少しは出ていたのであったが、見たところにわかに痔瘻とも判断できぬほど、やや地腫じばれのした、ぷつりとした小さな腫物はれものであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
昨日から傷に熱を持って、足の甲は樽柿のように地腫じばれがしていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)